脳脊髄液って何？ 2007/05/28 (Mon)

毎日の生活習慣や、ストレスなど、さまざまな要因で生じるゆがみ。

これを解消するためのいわゆる「美顔術」は、これまでにも数多くありました。
その多くは、皮膚や筋肉のなかを通る血液やリンパの流れをよくすることで、表面的な効果をもとめるものでした
では、より根本的にゆがみを矯正するにはどうすればいいのでしょう

この問題を解決するカギが「脳脊髄液」です

脳脊髄液は、これまで美容の観点からは注目されて こなかったため、耳慣れない単語だと思う人も多いはずです。
しかし、脳脊髄液の流れをよくすることは、美容障害を改善するうえで、じつはとても大切なのです

脳脊髄液とは、人間ひとりひとりの体内にわずかペットボトル1本分ほどしかない、中枢神経のなかを行き来する体液です。
中枢神経は、背骨のなかを通る神経で、背骨は硬膜という組織によって、上端では頭骸骨、下端では骨盤とつながっています。
ですから、中枢神経もまた、頭骸骨から骨盤までつながっています。

その名前の通り、人体の中枢をなす重要な神経です

この神経の中を通って頭蓋骨と骨盤のあいだで循環を繰り返す脳脊髄液は、すべての神経の栄養となる体液なのです。
頭骸骨内を循環する脳脊髄液は、顔のいちばん近くを通る体液でもあります。

表情筋や三叉（さんさ）神経などの表情に影響する神経の活動源となり、その流れの良し悪しが、血液やリンパ液以上に肌の状態を左右しています

美容障害を根本的に解決するなら、「整顔体操」が一番です